拉致 甘いしずく 9

拉致 甘いしずく 9

 莉緒は命からがらのどん底の中で母親からの着信を期待した。が、やはり今回も母親からの着信はありそうもない。

 助けを求める手段のない窮地のなかで莉緒は必死に足掻く。このままでは溺死する。意識が朦朧としていき身体中が弛緩しだす。時折、田原が掴み上げていた手を緩めると莉緒は本能的に息をしようとし続ける。

 宇野は思わずくちびるを舐めた。莉緒の肉穴が痙攣を覚えるごとに宇野は堪らない味わいを覚えてしかたない。

 田原はほとんど動かなくなった莉緒に掴んでいた髪から手を離した。

 たっぷりと飲み込んでしまった水を莉緒は思わず吐き出す。

 宇野は莉緒が落ち着いたところで仰向けにさせた。

 莉緒は朦朧とする意識のなか、宇野に思う存分、穢れた肉竿でウテルスを突き上げられる。

「壊れる、壊れる!」

 無意識に莉緒は咳き込みながら叫びだす。混沌とする意識がじょじょに倒錯してくる。

 痛いだけのはずのセックスがどこか心地よく憎い。

 いまにも意識を失いそうな莉緒は虚ろとした瞳に涙を浮かべる。

 すっと遠ざかる意識。気がつくと莉緒は大の字に拘束されていた。

 手枷足枷がついた拘束マットレスに寝転がされた莉緒は悲し気に頭上にみえるホイストを見つめた。

 気がついた莉緒に男らは歩みよった。

 田原に目隠しをされた莉緒は思わず身体を硬直とさせる。

 鎌首を動かすバイブレータが莉緒の乳房をなぞり描く。もう片側の感触に莉緒は息を飲んだ。

 誰の手が動いているのか、莉緒にはまったく見えない。

 なにを叫び、どう懇願すればこの男らは莉緒を自由にしてくれるのだろうか。

 肉竿に突き上げられ続けたウテルスが痛い。困憊しきった莉緒のくちに口枷が取り付けられようとしていた。

 思わず首を動かす莉緒だが、こんな程度の悪足掻き。

 ここに群れる男らをただ興奮させるだけだ。

「ママ…………」

 莉緒の脳裏にもう振り向くことはないだろう母親の冷めた目を思い浮かべていた。

 莉緒の頬に切なな涙が静かに伝わる。

 酒井は再び膨張したイチモツを持て余すように莉緒に伸し掛かった。

 荒い息遣いに莉緒は思わず鳥肌を浮かべる。







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