外道 - 外道 完結

Welcome to my blog

外道 完結

外道

0
 送られてきたDVDを高見沢は再生する。

 そこには、触れたくても触れられなかった女性《ひと》がいた。

 

 真っ暗な一室で手首を縛られ、吊られていた。

 くるしげな声とともに可愛らしいくちびるから唾液が垂れている。噛まされたボールギャクから今にも高見沢が啜り上げたい唾液が衣服を濡らしていた。

 

「ようこそ」

 高見沢は最高のDVDをサイバーアウトローにリクエストしていた。なぜ、スパムメールが届くのか、不思議に思わないか。

 

 ダークウェブには個人情報がどうどうと晒されている。いつもエロイプを愉しませてくれた女性と高見沢はどうしても触れあいたかった。しかし、リアルで会うことを拒絶された高見沢はついに酒井に頼んだ。

「痛めつけて、たっぷりと可愛がってやって欲しい」

 情報提供業者を使い、酒井は女の素性を探りだす。個人情報を知られたくないのなら、インターネットにアクセスしないことだ。

 ましてや高見沢が録画しておいたエロイプ画像には女の顔がしっかりと映っていた。

「福田美和」

 高見沢は映像で語られだした美和のリアル像に思わず夢想する。興奮のあまり堪らない、むず痒さが高見沢の芯を駆け抜けていっていた。

「それから」

 高見沢は無意識に映像に問いかけてしまう。目隠しをされた女が本当に、エロイプを愉しませ続けてくれた女なのか、早く知りたい。そのために大金をわざわざ酒井に支払ったのだ。

 思わず再生され続ける映像に身を乗り出した高見沢はなかなか目隠しをはずされない現状に歯ぎしりさえ覚える。語り手はまるで高見沢と対話するように見事なテンポで内容を進行していく。

 吊り下げられた女の両足にしっかりと縄がとおされていた。太ももと膝に縄ががっちりと通されている。

 呻き声はいつも聞いていた喘ぎ声と似ている。

 会社帰りに襲われたのだろうか、淡いブルーのシャツに黒のタイトスカート。日常のなにもかもが、高見沢の興奮を誘《いざな》ってしかたがない。カメラのアングルがしっかりと美和を捕らえている。

 いつ見てもやわらかそうな乳房。淡いピンクの双丘の蕾が高見沢には芳醇なチェリーに見えてしかたがない。

 語り手は美和に近づく前に「安田」と自らを名乗った。

「あなたの願望はすぐそこにあります」

 うずうずする安田のテンポに高見沢は思わずスラックスの上からペニスをなぞった。





1か月分のみの記事をまとめて見る。

0 Comments

There are no comments yet.

Leave a reply