奈落の底 - 1ページ目16 - SM小説 異端者

SM小説 異端者

奈落の底
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奈落の底

 夫を交通事故で突如失った喪失感に和子《わこ》は一人打ち震えていた。  念願であったマイホームを購入しこれからといったときに。  炎上した車内で夫は焼死体となって発見された。  骨だけになってしまった夫――  乗っていた車の損傷は激しく単独事故を起こした夫は居眠り運転と片づけられた。  一つの溜息が二つになる。  喪服を未だ和子は脱げないでいた。  小さな会社だが経営者として手腕を奮っ...

奈落の底2
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奈落の底2

 一馬はひと先ずのこれからをこの男らに任せてある。  義人は菅野が手にしてるごみ袋を奪い取る。 「薄気味悪いことするなよ」  手に取ったごみ袋をあけるとストッキングがコンビニの袋のなかにいれられていた。 「和子に憧れている男連中は多かったんぜ。可憐で美人ときてる。縁談も多かっただろうに兄貴を選んじまったんだから和子も男をみる目がないよな。それとも金か?」  義人はストッキングの匂いを...

奈落の底3
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奈落の底3

 深夜の大掃除は念入りにしないとな。   和子と入れ替わりに男らが自宅に侵入した。      古びた雑居ビルの前で和子はなかにはいるのを躊躇していた。  入り口でうろうろしているのに気づいた菅野が和子に近づいた。  和子の後ろにまわった菅野は振り返った和子の顔に睡眠効果のある噴霧剤を噴きかけた。   とっさに顔を背けた和子を抱きかかえると白井がワンボックスのドアを開ける。 ...

奈落の底4
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奈落の底4

 そうだ。  痛快、愉快じゃないか。 「いや!」  和子が大石の手に思い切り噛みついた。  怯まないその健気さがこれからの凌辱に繋がる。  這うように逃げる和子の腰を大石は掴む。馬乗りになった大石はおもむろにファスナーを下げた。  悲痛な和子の表情が悲哀を運ぶ。  大石は本能の赴くままに和子のブラジャーに手をかけると引き延ばし引き千切る。  臓物を食らう魔物のような血相で大石...

奈落の底5
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奈落の底5

 大石は屈しまいとする和子の乳首を指先でつまんだ。  乳房を執拗に揉むと大石は和子の乳首にしゃぶりついた。  顔を背ける和子の表情が苦悶に揺れる。大石は執拗なまでに和子の乳首に吸いつくと和子の首筋にくちびるを寄せた。 「お前はもう逃げられないんだ」  華奢な首筋をくちびるでなぞると舌先を押し出した。  浮かべる苦悶が鳥肌を描く。  和子のくちびるを舐めあげ大石は舌先を押し込む。  閉...