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SM小説 異端者

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ペンション9

「はあ」

 坂崎は気のない返事をよこした。しかし神崎は浮かべた笑みを崩すことはない。

 目が笑っていないのだ。

「ごゆっくり」

 プレイがはじまると坂崎は愛花の変化を見逃さまいと必死に目で追う。

 想像することしかできなかった愛花が男らがなぞる指先に身体をよじらせている。

 じれったいまでの動きが、どこか愛花を不協和音にさせていくようで坂崎は不思議な思いで愛花を見つめる。

 円を描くような指先が愛花の乳房を制服の上から揉みあげる。過敏になっていく脚を男らはゆっくりとなぞり動かしていた。

「なにをされるんだろうね」

 一人の男が愛花に話しかけた。塞がれたくちびるを指先でなぞる。

「坂崎さんはハードなプレイがお好みのようですが、彼女には不釣り合いだ」

 運ばれたコーヒーを神崎は静かに啜る。

 坂崎もまた、コーヒーを一口含んだ。

「全作品をみるのは至難の業ですよ。日々更新されていくんですからね」

 坂崎はコーヒーカップを手にしながら神崎に目をやった。

 深々と椅子に腰かける神崎の目はまさにビジネス。

 顧客を飽きさせないシチュエーションを即座に脳裏に描いている。

 坂崎は意味のない直観にとらわれる。機転の早い神崎は薄っすらと口角を嗜虐に揺らす。

「うんっ!」

 神崎に気を取られていた坂崎は慌てて愛花に目をやった。

 一人の男が愛花の背後にまわると上着のなかに手をいれた。

 制服の上が淫らに揺れる。

 見えそうで見えない愛花の素肌。

 前開きになっている上着のファスナーを下げられようとすると愛花は身体をよじらせ逃げようとする。

 しかし背後の男がそれを許さない。

 欲情感たっぷりに愛花の乳房をブラジャーの上から揉みあげる。

 顧客を意識してか、なかなかブラジャーを取り払わない。

 じれったい動きが妙な興奮を運ぶ。

「どうされたい? 大変なことになっちゃいそうだね」

 愛花の耳元で背後にいる男が愛花に淫らに揺さぶりかける。

「もうはしたの? したんだよね。とってもHだね」

 なんだか坂崎まで欲情してきた。何作かここの動画をみたが、ソフトな作品はみていなかった。



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曼珠沙華10

 終わることのないアクメに腰を振る美穂は必死に尻を突き出そうとするが電動マッサージの振動に腰が嫌でも跳ねてしまう。

 ファスナーを下げた久瀬はどよめく肉壺の感触に思わず喉を鳴らす。

 ざわめく淫肉の誘《いざな》いは押し込んだ肉棒にしゃぶりついてきてしかたない。

 窮屈な体勢でのセックスが凌辱を排他的に知らしめているようで堪らない。

 久瀬は美穂を吊るす鎖を手にすると腰に力を入れた。

 思う存分、肉棒で突き上げると久瀬は美穂の自由を奪う木枠をはずしマットレスに突き飛ばした。

 凌辱を醸し続ける電動マッサージが美穂の下腹部を弾ませ続ける。

 久瀬は這おうとする美穂の手首を掴むと縛り上げた。

 蝋燭を手にすると縛り上げた縄を久瀬は掴みあげる。

「いや、もう、いや……ッ!」

 荒々しく坂井はマシュマロのような双丘を揉みしだく。

「助けて……」

 陽炎から覗く久瀬が嗜虐に口角をあげた。

「ああっ! 熱い!」

 坂井の舌先が淡い乳首に吸いつくと久瀬がもう片側の乳房に蝋を落とす。

 アクメと嗜虐が重なり合う。

「二度と忘れられないセックスをしようぜ」

 乳房を揉みしだく坂井に美穂は言い知れぬ恐怖と倒錯が襲う。

 

 

     *

 

 

 

 次は訪姦しよう。

 ごみ捨ての日を狙い久瀬らは女を物色していく。

 まだ美穂との情交の余韻が抜けない。

 久々に凌辱を堪能した。

 追い詰められた美穂が発狂する。

 失禁をしたところで美穂は狂ったように逝き狂った。

 美穂という存在が倒錯に大きく飲まれる。

「ううッ!」

 最後まで保とうとした自我が失禁とともに押し流された。

 舌先で丹念に転がされた乳首に蝋が垂らされ、もう片側が弄ばれる。

 陽炎に揺れる美穂の影が人魚のようにアクメに弾む。

 もう少し追い詰めたかったが、「オウッ。オウッ」とした官能に久瀬らは美穂を犯し終えると鬱蒼と生い茂る茂みに投げ捨てた。

 飼うとなると次に進みたいが今回は飼うのが目的ではない。

 朝露に濡れる茂みに投げ捨てられた美穂の裸体が加虐にそまった裸体を淫靡に包む。

 ぐったりとした美穂は茂みに投げ捨てられたまま動かないでいた。

 もう一度犯してしまいたい悲壮感がなんともいえない妙な色香を運ぶ。



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ペンション8

 車内の冷蔵庫から冷えたお茶を取り出すと一気に飲み干した。

 車はどんどん人気のない道を走り続ける。

 廃村にもみえるバブルの残骸が軒を並べたペンションを坂崎は見やった。

「そろそろ到着します」

 坂崎は運転手の声に身体を小刻みに震わす。「よし」と拳を握りしめた。

 どんな責め苦が愛花に待ち構えているのだろうか。

 運転手が車から下りると坂崎を案内する。

 立派な表玄関に坂崎は足を止めた。この町が賑やかだった頃、裕福なひとがここで日々の疲れを癒していたのだろうか。

 鬱蒼と雑草が生い茂るテラスもまた立派だ。

 室内に入ると想像していたのとは違う開放的ともとれる大きな窓から陽光が差し込んでいた。

 少し奥に行くとノスタルジックな空間がさらに濃くなった。

 愛花を探すと少し奥で目隠しをされ、くちを塞がれた状態で愛花は身体を横たえていた。

「こちらへ」

 神崎が言葉はなく手をそっと奥にむけた。

 私語は厳禁だと事前に伝えられていた坂崎は神崎が手渡す台本のようなものを差し出された。

「あくまでも予定です。とても可愛らしい少女だ。アブノーマルは一つの芸術作品だととらえています」

 坂崎はそっと台本を開いた。

「繋がりたいのなら、まず坂崎さん。あなたが彼女と繋がれなければ、なにもはじまりませんよ」

 坂崎は神崎の説明にどう答え返していいかわからない。

 もう坂崎は女性を抱ける身体ではない。

「目が肥えている坂崎さんに私からのプレゼントです」

「プレゼント?」

 小首を傾げる坂崎の後ろでなにか物音が聞こえた。

 危機的な状況下で愛花は身体を大きく震わせた。

 捕縛されたに過ぎない縄がほどかれると愛花は男ら二人に取り押さえられている。

 細い手首に巻かれる縄が愛花の自由を奪っていく。

 制服姿の愛くるしい姿に不釣り合いな縄が妙な艶めかしさを運ぶ。

「アブノーマルは服従させると勘違いされているのでは?」

「……。違うのですか?」

「支配が確かにわかりやすいですが躾とは五感を縛ること。一時的なプレイにするのか、これから続けていく躾なのか。子育てのようなものです。スパルタは愛ではなくエゴですからね」





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