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SM小説 異端者

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乾いたオアシス9

 禁じられているからこそ燃え上がる。

 夫が知らない女を抱き、妻は夫以外の男性の腕のなかで泡沫の夢をみる。

 嫉妬と裏切りが交差する。

 

 

「…………もう許して、くだ……さい」

 電流によって焼けたクリトリスの表皮がいい具合になっている。

 大西は恥じらいを奪い去った苦しい体位に萌が息も絶え絶えになっている。

「助けて……。誰か」

 凌辱の涙が濃くなる。

 メスの慟哭に大西は酔いしれる。

「…………誰か……」

 絹の糸を見た途端、萌は震え上がった。

「苦しいか」

 大西は萌の自由を敢えて奪い去る。

 排泄も歓喜すら、大西は萌からすべてを奪い支配する

 大西は萌の両脚を自由にした。

「動くな」

 自由になった両脚を大きく開脚させると萌は開花できない苦しみに襲われる。

 憎いほどの巧な舌使いに萌は鳥肌を浮かべる。

 焼かれたクリトリスが激しく傷む。

 顔をだした女芯を舌先で包まれると萌は激しい尿意に襲われる。

 

 セックスは興奮だ。

 背徳な羽飾りが刹那に揺れる。

 非現実なムード。

 様々な内装が愉しめるホテルが焼けつける欲情を駆り立てる。

 まるで甘い刹那のひと時を描くように日常を忘れ、求めあうくちびる。 

 

 縄というのは、なんて耽美なのだろうか。

 どんな日常にすら刹那を運ぶ。

「声をだすな」

 支配される自分。

 

――――すべてを奪われ、堕ちていく

 

 惨めさに浮かぶ快楽に萌の両脚が極限を描く。

 まるで大西の舌使いを熊田に教えるように萌の脚がか細く震える。

 味わえば味わうほどに抜け出せない闇。

「ああ! ご主人様」

「くうっ」と萌がくちびるを噛みしめる。

「もう、お許しください」

 

 泡沫では終わらない調教。

 調教とはあらたな快楽を味わうためにある。

 苦しさの向こう側。

 アブノーマルは苦しさに隠された快楽を引きずり出す挑戦だ。

 苦しいから気持ちいい。

 束縛と解放。

 矛盾した快楽が萌の精神を叩きのめす。

 神が隠したメッセージを探しあてる。

 下手なドラッグより余韻が深い。

 恍惚とする二人を熊田は見やる。

 大西の指先に沈み込む乳房が吸われる。

 萌を挑発する濁音が卑猥さを運ぶ。

 セックスとは生々しいものだ。

「助け、て……」



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ペンション24

 奴隷の反応、プレイの流れ。

 飼育者はすべての流れを汲み取りリードする。

 それが本当の飼育者だ。

 どこに坂崎がラバークロップを打ちつけるのか。

 尻にはオーガズムを伝える筋肉がはしっている。

 感じない女の尻を叩く。

 しかし、いきなり背中や尻では愛花があまりに驚いてしまう。

 尻に近い太腿を叩き尻を打つ。

 神崎の目配せに振り上げようとする坂崎の腕を一人の男が軽く押す。

 興奮している坂崎は男に気づいたが興奮しているせいか、あまり気にも留めていない。

 振り上げようとする坂崎の背中をこんどは少し押す。

 自分の思い通りにしたいのだろうが、それはまだ少し先の話だ。

 床に横たわる愛花は叫び疲れたのか、ほとんど動かない。

 男が違う打具を手にすると坂崎に見せつけるように愛花の尻を打つ。

 打たれた愛花が驚いたように身体を大きく震わせた。

 男の目がすっと動いた。

 それに気づいた坂崎がラバークロップを振りかざすとまた、男が目を動かす。

 男が意図している高さになると男が坂崎から愛花に目を移す。

 意味がわかってきたのか坂崎は男の目をみつつラバークロップを愛花に叩きつける。

 愛花はその場に転げまわりながら打ちつけられる打具から逃げ惑おとする。

 愛花が疲れてきたのがわかる。

 坂崎に数回、打具を使わせると愛花を鉄格子に押し込んだ。

「どうでしたか」

 こちらに戻ってきた坂崎に神崎が問いかけると「思った以上に難しいですね」

「まずは慣れることからはじめてください。こちらがしっかりとリードしますから」

 足元に座る奴隷を神崎は見やると「別室に移動しましょう。少し休ませる必要があります」

 坂崎は神崎についって行った。

 やはり覚えるよりも慣れることが大事なのだと坂崎は痛感した。

「じゅうぶん休ませましたらご連絡致します」

 坂崎は「わかりました」と言うと送りの車で帰路についた。

 

 あれから四日が過ぎた。神崎から坂崎は連絡を受ける。

「餌をなかなか食べませんでしたからね。どの奴隷も似たものです」

「そうなんですか」

 坂崎は椅子に腰かけると用意されている一本の綱に目をやった。



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乾いたオアシス8

「お愉しみはこれからじゃないか」

 恍惚に笑う大西に萌はこれ以上ない恐怖を呷られる。

「いや、怖い。怖い!!」

 萌は思わず叫んだ。

 しかし大西は口角を上げると萌の膣内にエレクトロディルドを押し込む。

「お前の肉穴は主人のためにあるんだ。悦ばしいことだろう?」

「怖い、怖い!! いや、もうやめて……!! お願い」

 歪んだ情愛は命乞いにも似た悲鳴と懇願で満たされる。

 萌が拒めば拒むほど、大西は欲情を掻き立てられてしかたない。

「ヒィッ!!」

 萌の叫びとともに萌の両脚が大きく痙攣する。

 流される電流によって萌の腰が尻が大きく弾む。

 黙ってみていた熊田が大西が手にしていたパワーボックスを受け取った。

 脅え切る萌の目前で大西はプラグをショートさせると萌の乳房にスパークした電流を流す。

 萌はあまりの痛みに悲鳴をあげる。

 電流が流された痕が電流の強さを知らしめている。薄茶色く変色した肌に大西はさらに電流を重ねる。

 電流によって痙攣する肉体が萌の声を奪う。

 助けを求めようとする絶叫が肉体の痙攣とともに奪われる。

「なんでもします。お願い。もう許してください」

「ほう」

 大西がスパークさせた電流に萌の意識が絡みとられる。

「誰か! 助けて!!」

 萌は半狂乱に叫ぶ。

 叫ぶ萌のくちが唾液にまみれる。

 流される電流に萌の身体がときに大きく反り返る。

 息も絶え絶えになった萌はこの世の地獄を味わう。

 スパークさせた火花が萌のクリトリスを襲う。

 熊田は大西の動きにあわせ、電流の強さを変えていた。

 ときに大きく、流れによっては電流をしごきあげる振動に変える。

 膣内に流される電流がさらに大きな衝動となる。

 パワーボックスを熊田は淡々と操作する。人間とは恐ろしい。

 欲求、欲望にも似た快楽に底がない。

 金が手に入れば、次が欲しい。金が尽きれば金が欲しい。

 恋仲になる。

 結婚がしたい。

 結婚をしたら子供が欲しい。

 子供ができれば子供の将来を考える。

 金。

 人間の欲求はこの一言に尽きないだろうか。

 金があれば意中の異性すら、手にすることができるかもしれない。

 家庭を持っても異性を追いかけたい。

 

 恋愛の本当の醍醐味は不倫。



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