SM小説 異端者

倒錯魔 永遠の檻 15

 電動マッサージャーのスイッチが入れられると速度が速まるにつれてモーター音が大きくなる。 「好きでしょう? これ」  電動マッサージャーを手にした男が近づくと舞子は足を蹴り上げようとした。 「いいんですか? そんなことしたらどうなるのか、もう、わかっていますよね?」  相沢は舞子の華奢な首を力任せに締め上げた。  顔を歪めきった舞子。電動マッサージャーがショーツのなかに入れられたローター...

倒錯魔 永遠の檻 14

 迫り出された胸を着衣の上から相沢はいやらしさに満ちた指先を動かす。舞子はくちびるを「くっ」と噛みしめた。  今日のために用意されたかのような男らが舞子を舐めるような目つきで見ている。 「もうわかっているでしょう?」  相沢の手に折りたたみ式ナイフがある。冷たい刃が舞子の首筋をなぞる。 「嫌なら、殺してさしあげましょうか?」  相沢はどこか勝ち誇った笑みを浮かべる。その意味がわかるのはも...

倒錯魔 永遠の檻 13

「どういうこと…………」  舞子はまったく現実が飲み込めないでいた。あまりの恐怖に舞子は身体を硬直とさせた。あの時の男らが、薄笑いを浮かべてこちらを見ている。  舞子は男らが近づきだすと全力でこの場を走り去ろうとした。慶介は車から下りると少し離れたところから舞子を見ている。寒々とした突き放すかのような視線を舞子にむけている。  すべてが仕組まれていたとは舞子は信じられない。  いや、信じたくな...

倒錯魔 永遠の檻 12

「旅行行こう」  舞子は悩みながらも慶介にようやく話しかけた。  俯き加減の舞子は慶介の妖しい眼差しに気づかない。 「私、働こうと思うの」 「俺は反対しないよ。舞子に紹介したい仕事が立て込んでいて、なかなか紹介できなくてごめんな」 「ううん」  千夏の言うとおり、ずっと家にいるから些細なことで考え込んでしまうのかも知れない。退屈はひとを殺す。  千夏の名言だ。  だから、千夏はいつ...

倒錯魔 永遠の檻 11

 妻に無関心な夫。  舞子は一つ溜息をついた。妻に無関心な夫は多い。妻は黙って夫の弁当を作り家事と育児に奮闘する。  寿退社をしていった元同僚と話せば、飽きることなく夫の不平不満が続く。  結婚生活っていったいなんだろう。 「もしもし、朝子」  舞子はけっきょく答えをだすことができないままリビングで独り考え込んでいた。  同僚の中で一番親しかった朝子に舞子は電話をしたが「三食昼寝つきの...

倒錯魔 永遠の檻 10

 いつしか月夜が昇る時間帯になっても舞子は動けないでいた。頭が真っ白くなるような激しい蹂躙は舞子のこころを空っぽにしていた。  こんな時、慶介に「大丈夫だよ」そう抱きしめられたら、どれだけいいだろう。カチコチとリビングの時計は進み続ける。  ぼんやりとしていた舞子は二十三時をまわった頃ようやく起き上がった。  慶介はいっこうに帰って来ない。  ふらふらとシャワーを浴び、舞子は慶介が帰ってく...

倒錯魔 永遠の檻 9

 ウテルスをたっぷりと突き上げてやれば、その疑問が確信に迫るだろう。  波打ち続ける下腹部が大きく揺れる。  相沢はたっぷりと弄んでいた陰核から舌先を離すと舞子をソファーから強引に引きずりおろした。 「奥さん」  ソファーから引きずり下された舞子は四つん這いの状態にされた。黙ってみていた芹沢が動いた。 「本当は欲しいでしょう?」  舞子の前を立ちはだかるように芹沢が立つ。 「しゃぶり...

倒錯魔 永遠の檻 8

 その切なな思いが大粒の涙となって舞子の頬を濡らす。 「たっぷりと焦らしてあげますよ」  あられもない痴態を舞子はどうすこともできない。  相沢がバイブレーターを拾いあげるとスイッチをいれた。舞子の目前で逞しいまでに回転するバイブレーターに舞子の顔が険しさを増す。 「奥さん」  これ程度の辱しめよりももっとゲスなやり方がある。黙ってダイニングチェアーに座り込んでいた芹沢が冷蔵庫から人参を...

倒錯魔 永遠の檻 7

 形のいい乳房が相沢の手によって揉みしだかれている。  尖りきった乳首を相沢は背後から摘まみあげると引っ張った。そのまま押し倒す。舞子は相沢のいやらしさに満ちた目線をそらす。 「奥さん」  横をむいた舞子の耳元に相沢は囁きかける。と、舞子の首筋をねっとりと舐め上げる。思わず鳥肌を浮かべた舞子は、どうすることもできずぐっと目を閉じた。 「欲しいでしょう?」  尖りきった乳首が痛い。舞子は負...

倒錯魔 永遠の檻 6

 荷物を抱えるように相沢はリビングに舞子を無理やり連れる。と、舞子を後背位にさせた。  肉づきのいい尻が、新妻の淫らさと重ねりあい堪らない情交を運ぶ。  芹沢は舞子のために用意した耽美な玩具を目前に落とした。 「なかなかのものですよ」  芹沢は突き出されたままの舞子の尻に鼻を近づけた。甘い女独自の芳香と、これからに戦く汗ばんだ香りが重なり合っている。  相沢は舞子のスカートをめくり上げた...

倒錯魔 永遠の檻 5

「住宅街を歩くときはスーツ。これが一番気づかれにくいんですよ」 「来ないで」  ゆっくりと相沢が舞子に迫る。二人の男に囲まれ舞子はこの場を動けずにいる。 「来ないで!」  くぐもった男らの笑いに舞子は身体を硬直とさせた。 「身体中からメスの匂いが漂っているじゃないですか。新妻とは思えない芳香が」  舞子は背後を振り返り前を向く。男らの距離は嫌でも狭まる。 「来ないで!!」  舞子は...

倒錯魔 永遠の檻 4

 そんな会話もできない。  舞子は晩御飯を一時は作っていたが慶介が食べない日もある。  だから最近は、慶介の晩御飯も晩酌のつまみすら舞子は作っていない。殺風景な夫婦生活だ。 「本当に浮気をしちゃうぞ」  慶介が運転する車に舞子は虚しいまでの言葉を投げかける。  このご時世に年収が700万。おまけに掃除しきれない広い邸宅。夫婦生活としての表面の不満は舞子のなかにない。  しかし一歩、家の...

倒錯魔 永遠の檻 3

 お互い干渉しあわないでいつまでも出会った頃のままでいたい。  だからと云って、寝室は別なのはまだいいとしても自室に鍵をかける慶介の考えには舞子は不満だ。  書斎にまで鍵をかけて。慶介がどんな本を好むのかを知りたいがここもまた、鍵がかけられていた。  何気にノブを舞子はまわした。  開かないドアを前にして溜息をついたところでなにか、奥で音がした気がした。  なんだろうと、舞子はドアに耳を...

倒錯魔 永遠の檻 2

 このままでは一生、舞子は独身だ。そんな時、舞子は慶介と婚活パーティーで知り合った。  慶介もまた、舞子と同じことを考えていた。 「よかった。君みたいなひとを求めていたんだ」  慶介の目が妖しく光る。舞子は気づかない。  やっとこれで、お局様を卒業できるかもしれないと舞子は有頂天になっていた。  特定のパートナーを作らず舞子は性に奔放としていたが、慶介と付き合いだしてからは、慶介だけとな...

倒錯魔 永遠の檻

 子供はいらない。    浮気は公認。  お互いを束縛しない。    夫婦という形に縛られず人生のパートナーでいたい。    夫、慶介《けいすけ》は妻、舞子にそうプロポーズをした。  退屈なOL生活。  このまんねりとした生活に舞子はピリオドを打ついいチャンスに思えた。  交際を続けて二年。  来年で三十歳になる舞子は慶介のプロポーズに少し考えたが、今の時代、子供...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 完結

 北村に二人も続いた。    まさに利理は奴隷にふさわしかった。 「なかなかのデキだな」  北村は目前の映像を眺めながら編集していない映像を見比べた。  マットレスに連れられた利理が北村が垂らすローションに濡れていく。女の果実と化した利理は片足を野分の背中にのせられ足を閉じられないようにされていた。  ローションで濡れた裸体が淫靡に光る。 「もうやめて!」  野分が伸ばす手の先...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 28

 どこまで貶められるのだろうか。服従というにはあまりに残酷すぎる。  屈するものかと思う思いが嗜虐の前で軽々と砕け散っていた。  放ニョウを終えた利理は力尽きたように頭《こうべ》を垂れた。  項垂れた利理の髪を北村は掴みあげると、利理の目前にワセリンをみせた。 「…………」  まさに利理は北村の動きに絶句するしかない。  アナルのなかに押し込まれたワセリンがまだ男根を知ったばかりのアナルに...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 27

 利理は「やめてください」と小声で懇願したが北村の指先は事務的に動き続ける。  これでいい。羞恥心のない映像は面白味にかける。  黙ってみていた野分と北村はペットボトルにはいっているミネラルウォーターを手にした。無理やり利理のくちをこじ開けさせると利理が噎せこもうとも次から次にミネラルウォーターを流し込む。 「どうした」  屈み込んでいた北村が立ち上がると三人で利理の空っぽな胃袋にミネラル...

エンジェル・ハート 8

 昼夜問わずの野良狩りは僕たちを補導することで権力を誇示しようとしていた。  でも、僕たちは確かに幼い存在でしか過ぎない。でも精一杯、生きていた。    分かち合える友とともに――            *        長い、長い行列だ。  あの日のような僕たちの姿がない変わりに、ホームレスたちの姿が一つのコロニーにさえ思える。  たった一人で...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 26

「お前が好きなことだ」  北村は利理の目前にしなやかな指先をみせつけると指先を器用に動かした。 「怖い。い、や…………」  まるで触手のように動く指先がローションに濡れる。利理の身体が思わず逃げようとして繋がれた手枷から延びる鎖がジャラリと音をたてた。  厭らしさに満ちた北村が屈み込んだ。  利理の視界が虚空の彼方を彷徨う。 「もう、やめて…………」  乾ききった花びらがローションによって濡...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 25

「ゴホッ」と口腔に押し込まれたペニスに利理は強い吐き気をもよおす。  くちのなかに溢れ出る胃液とオスの滴りは利理にとって拷問にも近い。  あまりの臭気に利理は胃液を吐き出した。しかし北村は胃液に噎せる利理を見下ろすと、またも無理やりペニスを含ませる。  しきりに動かそうとする利理の頭を浜崎が押さえつけた。  あまりの息苦しさに利理の顔が真っ赤になっていた。北村はなかなかペニスを含もうとしない...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 24

 利理の視界が業感を彷徨う。  絶望しかないこの世界で利理は一つの救いを否応なしに拾い上げようとしている。  それこそが、快楽だ。  性の転倒。倒錯。  重き石すらも水面に浮かばせる。混沌とした精神世界。  逆さに吊られだした利理は床から延びる杭に縛りつけられていた両手首が自由になった。  足を大の字に開げた状態で利理は吊り下げられた。 「なかなか、いい眺めだろう」  北村はほくそ...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 23

 追いつめられだした利理のくちから想像もしなかった言葉が生まれだしていた。 「でる!!」  利理の絶叫が嗜虐に満ちた陽炎を揺らす。垂れ続ける蝋が利理に思わぬ快楽を叩きつけだしていた。  利理の上半身に二色の蝋の色が混在しだしている。  熱さと痛みは我を忘れるさせることができる。叫ぶごとに利理の意識が空っぽになる。残るのは本能のみだ。  平常心を奪い切り利理の本性を曝け出す。それが北村の狙...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 22

 迸る熱さが利理を襲う。 「好きだろう? こういこうことが」  しっかりと北村から首を踏まれた利理は熱さの極限にいた。臍《ほぞ》に垂らされた蠟燭の蝋が弓なりにそった利理の身体に垂らされる。 「ああぁ…………」  垂らされる陽炎のなかに浜崎が手にしたバイブレーターがある。 「好きだよな」  利理は北村が両手に色違いの蝋燭を握ると炎を重ね合わせた。利理は思わずくちびるを噛みしめる。  しかし...

天より星よりも表紙決定

 胃腸風邪で伏せておりました。    まだまだ本調子ではありませんが、天より星よりも今週17日からようやく配信されます。    三か月、今回は待たされた。無茶な要求し過ぎましたかね ^^:        舐め犬も表紙リクエストになりどんな風になるのでしょうか。  舐め犬はイメージがなかったんでどうしようかと思いながら、これもまた無茶な要求かな。  混沌とした空...

飼育 9 残痕 6

 一度の尾行では無理がある。シュウはそう直感した。  次の日、シュウは百貨店に女がいることを確認すると昨日、尾行を断念した場所で待機した。  今日も「みゅう」という名でいつもの出会い系サイトに書き込みがあった。風俗店よりも出会い系サイトのほうが利用しやすいのだろうか。  女を待つ間、シュウは女が利用している出会い系サイトを回覧していた。  なかには思わず笑いだしたくなる書き込みもある。 ...

バタバタしています

 先月から、どたばたしていています。    毎回、酉年の日は精神的に気忙しく必ずこうなる。  更新が滞りがちで申し訳ないです。    あっちこっちで素っ頓狂な声を上げて歩いております。    自分を取り巻く責任者らが異動ではなく全員退職するという異常な事態に発展しております。    おまけに主治医まで辞める。後任も決めず、皆さん急遽、辞職するとはなにがあったんでし...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 21

 北村の頭のなかで次のプレイがはっきりとみえた。  床から延びる杭がある一角に北村は佇んだ。その動きに、泣きじゃくり懇願を続ける利理を無理やり浜崎らはその一角に連れた。  その場に押し倒した利理の手首を浜崎が掴む。 「もういや!!」  半狂乱とする利理の手首に北村は縄を手早く通す。全身を大きく動かし利理なりの抵抗を試みたが軽々と利理は北村に縛りつけられていく。  大の字に縛り上げられよう...