SM小説 異端者

監禁飼育 嗜虐な姦悪 27

 利理は「やめてください」と小声で懇願したが北村の指先は事務的に動き続ける。  これでいい。羞恥心のない映像は面白味にかける。  黙ってみていた野分と北村はペットボトルにはいっているミネラルウォーターを手にした。無理やり利理のくちをこじ開けさせると利理が噎せこもうとも次から次に流し込む。 「どうした」  屈み込んでいた北村が立ち上がると三人で利理の空っぽな胃袋にミネラルウォーターを容赦なく...

エンジェル・ハート 8

 昼夜問わずの野良狩りは僕たちを補導することで権力を誇示しようとしていた。  でも、僕たちは確かに幼い存在でしか過ぎない。でも精一杯、生きていた。    分かち合える友とともに――            *        長い、長い行列だ。  あの日のような僕たちの姿がない変わりに、ホームレスたちの姿が一つのコロニーにさえ思える。  たった一人で...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 26

「お前が好きなことだ」  北村は利理の目前にしなやかな指先をみせつけると指先を器用に動かした。 「怖い。い、や…………」  まるで触手のように動く指先がローションに濡れる。利理の身体が思わず逃げようとして繋がれた手枷から延びる鎖がジャラリと音をたてた。  厭らしさに満ちた北村が屈み込んだ。  利理の視界が虚空の彼方を彷徨う。 「もう、やめて…………」  乾ききった花びらがローションによって濡...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 25

「ゴホッ」と口腔に押し込まれたペニスに利理は強い吐き気をもよおす。  くちのなかに溢れ出る胃液とオスの滴りは利理にとって拷問にも近い。  あまりの臭気に利理は胃液を吐き出した。しかし北村は胃液に噎せる利理を見下ろすと、またも無理やりペニスを含ませる。  しきりに動かそうとする利理の頭を浜崎が押さえつけた。  あまりの息苦しさに利理の顔が真っ赤になっていた。北村はなかなかペニスを含もうとしない...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 24

 利理の視界が業感を彷徨う。  絶望しかないこの世界で利理は一つの救いを否応なしに拾い上げようとしている。  それこそが、快楽だ。  性の転倒。倒錯。  重き石すらも水面に浮かばせる。混沌とした精神世界。  逆さに吊られだした利理は床から延びる杭に縛りつけられていた両手首が自由になった。  足を大の字に開げた状態で利理は吊り下げられた。 「なかなか、いい眺めだろう」  北村はほくそ...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 23

 追いつめられだした利理のくちから想像もしなかった言葉が生まれだしていた。 「でる!!」  利理の絶叫が嗜虐に満ちた陽炎を揺らす。垂れ続ける蝋が利理に思わぬ快楽を叩きつけだしていた。  利理の上半身に二色の蝋の色が混在しだしている。  熱さと痛みは我を忘れるさせることができる。叫ぶごとに利理の意識が空っぽになる。残るのは本能のみだ。  平常心を奪い切り利理の本性を曝け出す。それが北村の狙...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 22

 迸る熱さが利理を襲う。 「好きだろう? こういこうことが」  しっかりと北村から首を踏まれた利理は熱さの極限にいた。臍《ほぞ》に垂らされた蠟燭の蝋が弓なりにそった利理の身体に垂らされる。 「ああぁ…………」  垂らされる陽炎のなかに浜崎が手にしたバイブレーターがある。 「好きだよな」  利理は北村が両手に色違いの蝋燭を握ると炎を重ね合わせた。利理は思わずくちびるを噛みしめる。  しかし...

天より星よりも表紙決定

 胃腸風邪で伏せておりました。    まだまだ本調子ではありませんが、天より星よりも今週17日からようやく配信されます。    三か月、今回は待たされた。無茶な要求し過ぎましたかね ^^:        舐め犬も表紙リクエストになりどんな風になるのでしょうか。  舐め犬はイメージがなかったんでどうしようかと思いながら、これもまた無茶な要求かな。  混沌とした空...

飼育 9 残痕 6

 一度の尾行では無理がある。シュウはそう直感した。  次の日、シュウは百貨店に女がいることを確認すると昨日、尾行を断念した場所で待機した。  今日も「みゅう」という名でいつもの出会い系サイトに書き込みがあった。風俗店よりも出会い系サイトのほうが利用しやすいのだろうか。  女を待つ間、シュウは女が利用している出会い系サイトを回覧していた。  なかには思わず笑いだしたくなる書き込みもある。 ...

バタバタしています

 先月から、どたばたしていています。    毎回、酉年の日は精神的に気忙しく必ずこうなる。  更新が滞りがちで申し訳ないです。    あっちこっちで素っ頓狂な声を上げて歩いております。    自分を取り巻く責任者らが異動ではなく全員退職するという異常な事態に発展しております。    おまけに主治医まで辞める。後任も決めず、皆さん急遽、辞職するとはなにがあったんでし...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 21

 北村の頭のなかで次のプレイがはっきりとみえた。  床から延びる杭がある一角に北村は佇んだ。その動きに、泣きじゃくり懇願を続ける利理を無理やり浜崎らはその一角に連れた。  その場に押し倒した利理の手首を浜崎が掴む。 「もういや!!」  半狂乱とする利理の手首に北村は縄を手早く通す。全身を大きく動かし利理なりの抵抗を試みたが軽々と利理は北村に縛りつけられていく。  大の字に縛り上げられよう...

飼育 9 残痕 5

 しばらくしてポストメールに返信があった。どう返信しようか、シュウは届いた事務的なメールを眺めた。 「どこで会えますか?」  メールの内容は単刀直入に簡潔なほうが怪しまれないだろう。  さっとシュウは百貨店の店内に戻ると階段を上がる。  じっと、女の手元をシュウは睨んだ。数分もしないで、今いるこの百貨店を女は指定してきた。  どうするべきか。 「本当に会えますか?」 「会えます」 ...

飼育 9 残痕 4

 シュウはこの女をマークすることにした。ずっとこころの奥に閉じ込めていた出来事が蘇りだそうとしている。  女の動向をある程度確認するとシュウは手っ取り早く次に動き出す。地道に女がなにをしているのか、探るよりも簡単な方法がある。  次の日、女があの場所にいないか確認すると、やはり女はいた。  ここで客でも取っているつもりだろうか。  ただただシュウは男が現れるのを待つ。一時間が過ぎようとした...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 20

 代わる代わる三人の男が入れ替わり、利理の穴を利理を挟み込み突き立てた。 「もう、いや!!」  たっぷりと注がれるオスのエキスは利理の平常心を否応なしに奪い去っていった。    縄に縛られきっていた利理の身体がようやく自由になった。  せっかく鉄格子があるのだから、こんどは鉄格子を使ったセックスもいいだろう。縄がほどかれると利理は冷たい床に横たわり動かない。  水と餌を北村は数日分...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 19

 バーボンを飲み干す北村は煙草に火をつけた。  女っていうのは本当に不思議だ。苦しければ苦しいほどに、深い快楽を覚えていく。さて、どの映像が使えるだろうか。  北村は立ち上がると浜崎もまた動く。ファッキングマシーンから下すとき、利理が暴れないようにする。  もう暴れるだけの体力も残っていないだろうが念のためだ。ファッキングマシーンがようやく止められると、利理はくちを薄っすらと開け、虚ろな目で...

飼育 9 残痕 3

     あれから、どれだけの月日が経ったのだろう。  いつものようにシュウは雑踏のなかで片桐好みの女を物色していた。 「うん?」  なにやら、様子が変な奇妙な女がシュウの真横を通り過ぎて行った。  どこか、見覚えがある。シュウは既視感を覚えずにはいられない。  もしかしたら、  今まで犯した女の数を数えだしたら切りがないが、どんな女であったかは記憶しているつもりだ。  ...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 18

 なかなかこんな女はいない。これなら、いろいろな撮影に使える。いいだろう。北村は押し込んでいた手をしっかりと握ると力任せに拳を引き抜いた。          *        ファッキングマシーンに跨がされた利理は両手首を縛れた吊られている。  突き上げるディルドから利理の腰が逃げないように北村は慎重に利理の足首に縄を通した。  遊びのない縛りはファッキングマ...

エンジェル・ハート 7

         *    吐き出される排気ガスが嫌に凍みてくる。  横たわった身体から流れ出る鮮血が生きていた証にさえ感じられる。  愛理は半狂乱になっていた。  こんな結果が欲しかった訳じゃないと、この場で泣き崩れた。    時が遡るほどに、この交差点を見ていたい。意識すべてを焼きつけたら、こんどはどこに行こうか。  見えない涙だけがある。  ほんとうに後悔...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 17

 吊られた縄があまりの痛みに軋みあがる。尻を突き出すしかない利理はアナルをこじ開けられる痛みに戦いた。    ヒィィ!!  飲み込まされる指が増えるごとに利理は目を見開く。  押し込まれた指先が一回転する。利理のアナルの入り口を執拗に飲み込ませた四本の指先が力んでしかたない利理のアナルをこじ開けだす。  北村は力んでしかたない利理の尻を打つと、またアナルの入り口を押し広げる。 「も...

エンジェル・ハート 6

 アフリカの大地のように、刻々と繰り広げられる生存競争に終わりはない。  だからこそ、スミスは神様がいると言い続けていた。  救いがない今に争いなど生まれない。  諦めたらすべてが、そこで終わってしまう。  見返りを求めない存在こそが神だ。      濡れた身体が凍えるように寒い。 「愛理」  時に優しさは人を傷つける。 「ごめんよ、愛理」  僕は独りだ、ずっと―― ...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 16

 ぬめるような光沢を北村は利理にみせつける。 「続けて欲しいよな」  粘りつくような北村の声に利理は泣き出した。北村は利理の縛りを変える。  M字開脚をしていた縄をほどいた。 「もっと、ご主人様を悦ばせないといけないだろう」  あれだけ注がれていたバケツのなかの液体が半分ほどになっていた。利理は北村がら縛りを変えられ後ろ手に縛られた後背位の姿勢を強いられる。  アナルのなかにたっぷりと...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 15

「もう、ダメ! …………でちゃう」  舌を大きく押し出されたままの利理は言葉を発することができない。呻き声をあげるが、堪えきれない腹痛はもう、我慢の限界であった。 「たっぷりあるぜ」  並々に注がれたバケツのなかはグリセリンと石鹸水が溢れんばかりに注がれている。北村がまた浣腸器で二つのバケツから液体を吸い込むと浣腸器のなかで混合液ができあがる。 「うぅっっ!」  鈍い利理の声がまた、アナルの...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 14

「あぁ、ああっ!!!!」  排泄に堪えながらのアクメも悪くはないだろう。仰け反りきった利理の膣内に北村は指先を押し入れる。と、甘く濡れた膣内の感触を楽しみながら、しっかりと顔を出している性感帯を突き上げた。  利理は突き上げられたあまりの痛みに、身体を弾ませようとする。時折、利理は堪えられなくなって汚液を垂れ流す。  雨だれのような音がバケツに垂れ落ちる。  北村が手にしている見慣れないバ...

エンジェル・ハート 5

 野良ガキと呼ばれた僕たちの命綱だったフードバンクは今でもあるのだろうか。 「美味しかったな」  あの時食べたパンはお世辞にも美味しいとは思えなかった。          *        悲しいと思うことは、たくさんあった。  だけど僕は寂しさを感じなかった。 「食べる?」  俯き、傷だらけの愛理は膝を抱えたままこの場所から動かない。 「美味しいよ」...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 13

 5本の金属製のチェーンが付いているパドルを北村は利理の陰核めがけて振りかざした。振りかざすごとに陰核を隠す表皮が傷つく。利理はあまりの痛みに失禁をし言葉を失った。  このまま陰核の表皮を切り取ってしまってもいいが、今回はこのパドルで十分だ。 「ダメ! もうおかしくなっちゃう…………」」  浜崎が手にしている電動バイブレーターがどうも利理はお気に入りのようだ。 「欲しそうな顔をしてそれはないよ...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 12

「ご主人様の玩具にしてくださいだろう? お前は奴隷なんだからな」  北村は背後にまわった野分に目配せする。強張っていた利理の表情がさらに険しくなる。  ドリルアタッチメントを手にした北村が利理のくちのなかに無理やりドリルアタッチメントを押し込んだ。浜崎がドリル型キットを用意している。  自由になったくちから、叫び声があがる。 「やめて!」  北村がディルドを選ぶとドリルアタッチメントがド...

監禁飼育 嗜虐な姦悪 11

 閉じることを許されない両足が震えあがり続ける。  利理の両足を大きく開げさせていた縄が上方へ繋ぎ止められようとしていた。  手早い浜崎と巧妙な北村が咽び泣いてしかたない利理を宙に浮かぶM字開脚にしていく。 「もうやめて!」  野分が利理の目前にグリセリンが並々と注がれたバケツを置いた。そしてもう一つ――――石鹸水が入ったバケツを置く。用意されれた大型浣腸器に利理は顔を険しくさせた。まだ利理は...

エンジェル・ハート 4

「人間みたい」  つんと濡れた鼻先を指先で弾くと愛理は僕を抱き上げてくれる。  梅雨空を思わせるどんよりとした雲の隙間から薄日が差し込んでいた。    真ん丸い、ぬいぐるみでも見つけたのだろうか。 「はい、ぱんち、パンチ!」  両手を前に後ろに、  目を細めたまま僕は愛理のお遊びに付き合う。  首に巻かれたリボンは首輪ではない。ビニール製の紐だ。  あの時、けっしてはぐれない...